石を蹴っ飛ばした。あくまで、軽く。
俯いた僕の顔は、恐らく誰にも見えないだろう
長い前髪が、顔を覆う。
蹴られた石は軽い音を上げ、溝の手前で、止まった。
石を蹴っ飛ばした。あくまで、軽く。
呟いた僕の声は、恐らく誰にも聞こえないだろう
呟いた言葉が、風に消える。
蹴られた石は軽い音を上げ、穴の真横で、止まった。
惜しい。と思う
運が悪いのだと思う
けれど、蹴られた石は、
溝に落ちることなく穴に落ちることなく。
・・・運がいいと思ったのだろうか?
石の気持ちを考える。
瞬間少し強く吹く北風が、秋の終わりを告げ、
少し寂しくなった僕は、もう石を蹴る事はなかった
†††††††††††††††††††††††
これから寒い日が続くとおもうとちょっと鬱です((笑
今日は帰り道何故かネガティブだったんで
急に詩がかきたくなってみたり。
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