2005年11月14日

石と秋の終わり。


石を蹴っ飛ばした。あくまで、軽く。

俯いた僕の顔は、恐らく誰にも見えないだろう

長い前髪が、顔を覆う。




蹴られた石は軽い音を上げ、溝の手前で、止まった。




石を蹴っ飛ばした。あくまで、軽く。

呟いた僕の声は、恐らく誰にも聞こえないだろう

呟いた言葉が、風に消える。





蹴られた石は軽い音を上げ、穴の真横で、止まった。




惜しい。と思う

運が悪いのだと思う

けれど、蹴られた石は、

溝に落ちることなく穴に落ちることなく。

・・・運がいいと思ったのだろうか?

石の気持ちを考える。


瞬間少し強く吹く北風が、秋の終わりを告げ、

少し寂しくなった僕は、もう石を蹴る事はなかった




†††††††††††††††††††††††


これから寒い日が続くとおもうとちょっと鬱です((笑

今日は帰り道何故かネガティブだったんで

急に詩がかきたくなってみたり。







posted by 猶(ユウ) at 16:43| Comment(25) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月07日

刺さる、棘

刺されば、ソレは痛みを覚え

刺されば、ソレは哀しみを誘い

刺されば、ソレは二度と抜けることは無いでしょう。



痛すぎる、残酷な、棘の雨。



悲鳴は絹を裂くように、甲高く響いてゆくから…




救いようの無い戦慄

止めようの無い旋律



流れる日々は唯大袈裟に曲を紡ぎだすから

流れる日々は唯大袈裟に狂句を語りだすから



多くは語らない君の瞳に、





僕は、堕ちた。







††††††††††††††††††††††††††††††


えらく久々の更新ですが。(滝汗

やっぱり詩を書くのは楽しいですね。






posted by 猶(ユウ) at 17:55| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月05日

どうしても…

抜け出せない、この檻に

寧ろ、深く、深く、体を絡ませて。



あぁ、囚われたこの事実

変えることが出来ないのなら

せめて、痛みを、苦しみを、喜びに変えて。





____闇に付け込まれた、心。

取り戻す事は出来ない、白い城。

心に築かれた城は、

砂のように儚く、風に流されてしまったから。





せめて、流されてしまったのなら、

寧ろ、船のように、進みたい





あぁ、水面に反射する光のように

檻の格子に写る、自分の目




儚く揺れる光が、そこにはある。

僕にはある。





____闇に付け込まれた、心。

取り戻す事は出来ない、白い城。

心に築かれた城は、

砂のように儚く、風に流されてしまったから。





せめて、流されてしまったのなら、

寧ろ、儚い光を灯し、進みたい









____築き上げ、流された城に

永遠の鎮魂歌を奏でながら、僕は、進んでいく____














posted by 猶(ユウ) at 01:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月02日

地べたしか見る事の出来ない僕ら


首輪をつけられ、錘をつけられ

重さで首を下へ向けるしか出来なくなった僕ら。




「前を見て歩こう」なんて、今はもう、

出来やしないって、皆分かっているから。





あぁ、苦しいと叫ぶ事さえ億劫で。

あぁ、悲しいと思う事さえ億劫で。





弱い、弱い、臆病な僕。

消えたほうがマシと

何度、思った?






あぁ、そんなこと、考えてしまう。

果ての無い、思考。

無限ループは、止まらない。






なぜなら、ソレは。


「地べたしか見る事の出来ない僕ら」


だから・・・










posted by 猶(ユウ) at 22:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年09月19日

ニコニコ日記(何)・・・普通の日記です。


今日は私の一番尊敬する西川貴教さんの誕生日です!!

西川貴教よりもTMRって云った方がわかり易いかもですが((笑

でも、「TMR」の誕生日はまた他にあるわけで

だから西川貴教じゃないとダメなんです。((ヲタクの戯言



とりあえず私の別サイトにてムダに祝う気満々です((何



ちなみに別サイトはココにはリンク貼りません。

読み方一緒で漢字違いの名前でやってます。無駄な苗字もついてたり。

ぶっちゃけ同人系サイトです。

だから苦手な方もいらっしゃると思うので貼りません。


・・・でも向こうからは貼るかも((ヲイ




















posted by 猶(ユウ) at 17:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年09月18日

・・・cry


暗い、暗い、この部屋に、

僕は引き籠りっきりで、

与えられる物もなく、与える物もなく。




あぁ、最初っからわかっているんだ。

僕はずっと独りきりだって。





ギリギリと噛む下唇には、血が滲んでいて

鉄香がほんのりと鼻腔を擽った





あぁ、この狭い籠の中

誰にも知られずに、誰にも救われずに

生きてる命がある。




縛りつけたれた道徳の世界など捨ててしまえと

云った、貴方は禁断の、背徳者。




僕を攫んで離さない

言葉とは裏腹に、今度は貴方が、拘束者。




あぁ、この部屋...籠も、貴方が用意した物だった

この孤独も、焦燥も、貴方によって与えられた物だった





人形のように玩ばれた。

もう、ズタボロの心と体。





感情の波が押し寄せて、流した泪

コレで、何度目か





小さな子の部屋の中、いつまでも僕は一人きり

片隅に咲いている、光を知らない花がふわりと、揺れた





不意に思い出す、懐かしい情景。

子供の頃夢見た、貴方と、二人で・・・



流れ行く泪、無駄にした日々、

小さく密かに見ていた夢の証



取り戻すために、立ち上がりたい。




きっと、光を知らない僕には眩しいだろう

きっと、熱を知らない僕には熱過ぎるのだろう



けれど、やっと見つけた、やるべきコト。

ソレを、やってみたい。




だから、僕は、今から、

だから、今度は、僕が、



禁断の、背徳者_____
















posted by 猶(ユウ) at 18:06| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

カケラ・・・


あぁ、見つからない、僕の落とした「カケラ」




流れ込む雑音と、煤けた記憶は

まるで血のように体に融けて流れてゆくから




あぁ、ダメなんだ、僕の壊した「自我」




眩しいほどに、輝く月は

まるで僕をはじく様に闇を奪うから






居場所を失った、僕はどこへ行けばいい?

あぁ、分からない。

こんなにも求めるのに、何故、手放した?

あぁ、分からない。



あぁ、分かったのは、居場所を奪った者と居場所を奪われた者。

そう、分かったのは、居場所を奪った本体と居場所を奪われたカケラ。



そう、つまり、僕は・・・・・・・・・・・・・・・・・

あぁ、つまり、僕が・・・・・・・・・・・・・・・・・


僕自体が、




_______カケラだったんだ




・・・・・・探してたのは、「カケラ」じゃない
・・・・・・探してたのは、「本体」だったんだ。








posted by 猶(ユウ) at 17:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

始まりの唄。


こんにちは。初めまして。猶(ユウ)と申します

これからもそもそと気が向いたときに詩を書き綴っていきたいと思っています。


ちなみに、もし貴方が別の所で本人の知り合いであっても、
ここが貴方と私の「初めまして」となります。
なぜならば

ココの私は何時もの私とは違う者であるからです。


それが分からないという私の"友人"は
ココを立ち去った方が身のためであると思います。
御理解いただける御友人、私と面識のない方のみ、
ごゆるりと御観覧下さると嬉しく思います。






posted by 猶(ユウ) at 17:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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